アパレルブランドを立ち上げる為の基礎知識が身につくおすすめ就職先3選

ブランド立ち上げ

いつかアパレルブランドを立ち上げたいと思ってはいるけども、何も知識経験もなく何から始めればいいかも分からない。。

とりあえず、アパレル業界に入って色々と知識、経験、スキルを身に付けてからブランドを立ち上げようと考えてはいるが、アパレルと言っても、色々ありすぎてどんなところに就職すればアパレルブランドを立ち上げる知識経験スキルが身につくんだろう?

と思ってる方にアパレルブランドを立ち上げる為の基礎知識が身につく就職先をお伝えできればと思います。

ここでご紹介する基礎知識が身につく就職先とおすすめしない就職先も参考にして頂いて、ブランド立ち上げの為の基礎知識を身に付けて頂ければと思います。

ぜひ!参考にしてみてください。

アパレルブランドを立ち上げる為の基礎知識が身につくおすすめ就職先3選

アパレル業界に20年以上携わっている私の経験から、アパレルブランドを立ち上げる為の基礎知識が身につくおすすめ就職先3選をそれぞれご紹介していきます。

小規模ブランド運営会社

小規模ブランド運営会社とは、ブランドの運営を数人でやっているような会社です。

小規模ブランドでは、デザイナー兼、企画兼、生産管理、のような感じですべての工程を2.3人位で回してるブランドも珍しくありません。

だいたい、1人~10人未満で運営しているようなブランドが絶対におすすめです。

そういったブランドに就職したとしましょう。

最初はアシスタントとして、デザイナーの資料集めだったり、ボタンなどの付属発注だったり、仕様書の書き方を教わったり、採寸、検品と雑用的な仕事が山ほどあるのでそれらを次々とやらされていきます。

雑用といってもブランドをやる上で必須作業なわけで、自分でブランドを立ち上げるにはかなり重要な作業内容を次々と任されていきます。

そのほかにも、専門用語や生地の種類、糸の種類、付属の名前、縫い方の名前など覚えることは山ほど出てきますが、1年から2年もやっていれば、ある程度専門用語にもなれ、服造りの流れをある程度一通り覚えてきます。

そうすると今度はデザイン、企画などでアイデアを求められたりする機会が出てきて、デザイン会議や企画会議に参加することも出てくるでしょう。

ここまでくれば、企画からデザイン、生産管理まで一連の流れが分かってくるので、自分でブランドを立ち上げられるだけの知識、経験が備わってくると思います。

このように、小規模ブランドに就職すると、次々と色々な職種、業務を経験することが出来るので服造りの一連の流れが自然と身についていきます。

OEM会社・ODM会社

OEM、ODM会社というとあまり聞きなれない方もいると思いますが、OEMとは『Original Equipment Manufacturing』の略でブランド側から依頼を受けて生産から納品までを行う会社になります。

それと、ODM会社のDはDesignのDでデザインから生産、納品までを行う会社という事になります。

アパレル業界だとこの手の会社を通して服造りをしているブランドが多く、特に中小企業のブランドのほとんどの会社がこういった会社を通して服造りをしています。

OEM、ODM会社ではブランド側から依頼を受けた商品を生産工場とやり取りをし、生産していくという流れなので、ブランド側と生産工場との間の業務を請け負う形になります。

ブランド側はアイテムによってOEM、ODM会社を使い分けていることが多く、ニットの商品を作るときはニットに強いOEMだったり、デニムに強いOEMだったり、カットソーだったりと様々な得意分野の会社があります。

仕事内容は、生産管理という立場で工場に発注する為の仕様書(縫製を行うための説明書)を作成する仕事が大半を占めてきます。

この仕様書を見て工場が縫製していくので、かなり細かく正確な指示をしていく必要があり、仕様書がないと工場は縫うことも出来ないし、仕様書が間違っていれば間違った商品が上がってくるというように、かなり重大な仕事となります。

仕様書には、全ての内容が記載されており、どのパターンで、どの生地を使って、糸は万番手の何色をここで使って、どんな縫い方をして、ステッチはどの幅でと、事細かに指示をしていきますので、かなりの経験知識が必要となってきます。

ブランド側の生産管理は、OEM業者に依頼をする為の指示書なのでそこまで専門知識がなくてもなんとかなってしまいますが、OEM業者の生産管理は、工場と直で話をしていくのでブランド側よりは専門的な知識が必要となります。

アパレル系商社

アパレル系商社とは、アパレルや繊維を扱う部署がある商社で、主に大手企業からのブランドをOEM生産することが多いです。

大手企業のブランドは生産数が多いので、小規模のOEM会社では対応できないような生産数となる為、商社の海外での大規模な工場背景を使って生産をしていくという事が多いです。

まれに、小さなブランドでも商社を使っているところがありますが、与信の審査が厳しい為、なかなか小さなブランドで取引してもらうのは難しいでしょう。

仕事内容は、OEM会社とさほど内容は変わりませんが、海外での大きな工場とのやり取りが多くなるので、大卒が条件の、英語、中国語を求められることもあり、商社なので入社するのも上記で紹介した会社に就職するよりハードルがグッと上がってきます。

おすすめしない就職先

アパレルブランドを立ち上げる為の基礎知識が身つけるという目的で就職活動をするのであれば、その目的とは違う方向性に行ってしまう就職先もありますので、そちらもご紹介していきます。

ショップ販売員

おすすめしない就職先は、ショップ販売員です。

ショップ販売員は、おしゃれで派手なイメージがあり、アパレルへの憧れが湧きやすい職種で、就職するのにも割とハードルが低く、誰もが最初に選びがちです。

ですが、販売員を数年やったところで、ブランドを立ち上げる為の知識・経験・スキルが身につくことはありません。。

服を売るという販売スキルは身に付きますが、服を造るという本質からは程遠い仕事内容となりますので、将来ブランドを立ち上げたいと思っている方は、それを見据えた職種選びをしてみてください。

大手企業ブランド

例えばリーバイスとかユニクロとか大手企業というのは各部署、デザイナー部、パタンナー部、企画部、生産管理部というような感じで各部署が分かれていて、その部の中に何十人もの人が所属しています。

その一つの部署の中でさらに細かく仕事内容が分かれていて、それぞれが違う内容の仕事をしています。

生産管理部であれば、付属のボタンやファスナー、生地などを発注する人、生産工程の進行状況を管理する人、仕様書を書く人、各それぞれが仕事をこなして生産管理部が成り立っています。

大手企業ともなれば、型数、発注数、がとんでもなく大量になるので、付属を担当する人は、新しい付属のサンプルを造ったり、生産分の必要数を計算したりと、付属に関わる仕事だけを毎日ひたすら繰り返す毎日です。

大手企業だと、大まかにお伝えするとこんな感じなので、各部署の担当者がそれぞれの業務をひたすらこなしていくので、全ての工程でどの様な事をやって1枚のシャツが出来上がるかという流れが分からないまま数年間過ぎていってしまいます。

まとめ

以上が、アパレルブランドを立ち上げる為の基礎知識が身につくおすすめ就職先でした。

アパレルの中でも会社、業種、担当部署で仕事内容が大きく変わり、いつまでたっても自分が将来やりたい事へつながる知識、経験、スキルを身に着ける事が出来ません。

そんな状態での仕事だとモチベーションも下がってしまい、得られるスキルも身にはなりませんよね?

なので、これらの事を考慮したうえで、就職先を探してみると本当に必要な基礎知識が身に付けられると思います。

アパレルブランドを立ち上げたいのであれば、ぜひ参考にしてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました