FXのオシレーター系指標であるRSIとストキャスティクスは、買われすぎ・売られすぎの状態を数値で示します。2つの指標の特性を理解して組み合わせることで、エントリーの精度を高められます。
目次
RSIとストキャスティクスの比較
| 項目 | RSI | ストキャスティクス |
|---|---|---|
| 計算の基準 | 一定期間の値上がり幅と値下がり幅の比率 | 一定期間の高値・安値に対する現在値の位置 |
| 範囲 | 0〜100 | 0〜100 |
| 買われすぎ水準 | 70以上 | 80以上 |
| 売られすぎ水準 | 30以下 | 20以下 |
| 反応速度 | やや遅い(安定性重視) | 速い(感応度高い) |
| 適した相場 | トレンド相場でのダイバーに強い | レンジ相場の逆張りに向く |
RSIの使い方
基本的な使い方
- RSI70以上:買われすぎ(売りを検討)
- RSI30以下:売られすぎ(買いを検討)
- RSI50を基準:50以上は上昇モメンタム、50以下は下降モメンタム
RSIのダイバージェンス
- 価格が高値更新→RSIが高値を更新できない(弱気ダイバー)→下落予兆
- 価格が安値更新→RSIが安値を更新できない(強気ダイバー)→上昇予兆
- ダイバージェンスはトレンド転換の最も信頼性の高いシグナルのひとつ
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ストキャスティクスの使い方
基本的な構成
- %K:現在の価格が高値・安値の何%の位置にあるかを示す
- %D:%Kの3期間移動平均(メインライン)
- Slow %D:%Dのさらに3期間移動平均(シグナルライン)
- よく使われる設定:スローストキャスティクス(14, 3, 3)
ストキャスティクスのシグナル
- %Kが%Dを下から上に抜ける:買いサイン
- %Kが%Dを上から下に抜ける:売りサイン
- 80以上の高水準でのデッドクロス:強い売りサイン
- 20以下の低水準でのゴールデンクロス:強い買いサイン
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RSIとストキャスティクスの組み合わせ方
組み合わせ1:ダブルシグナルでエントリー確度を上げる
- RSIが30以下(売られすぎ)、かつストキャスティクスが20以下でゴールデンクロス
- 両方が同時に売られすぎを示した時に買いエントリー
- 逆に:RSI70以上、ストキャスティクス80以上でデッドクロス→売りエントリー
組み合わせ2:RSIでトレンド判断、ストキャスティクスでタイミング
- RSI50以上(上昇トレンド)の場合に、ストキャスティクスの売られすぎ(20以下)→反転タイミング
- RSI50以下(下降トレンド)の場合に、ストキャスティクスの買われすぎ(80以上)→反転タイミング
- トレンドフィルターとしてRSI、エントリーのタイミングとしてストキャスティクスを使う
注意点
- 両指標ともレンジ相場に強く、トレンド相場では機能しにくい
- 強いトレンドではRSIが70以上・30以下のまま動き続ける「だまし」が発生
- 必ず移動平均線などのトレンド系指標と組み合わせること
よくある質問
Q. RSIの設定期間は14が標準ですが、変える必要はありますか?
A. 14期間(2週間分)が業界標準です。短くするとシグナルが増えてだましも増え、長くするとシグナルが減ります。まず14期間で習熟してから調整を検討することをお勧めします。
Q. RSIとストキャスティクスを同時に使っても意味はありますか?
A. 両方を単独で使うのではなく、役割を分けることで有効です。RSIをトレンド判断・ダイバージェンス検出に使い、ストキャスティクスをエントリータイミングの判断に使うと効果的です。
まとめ
RSIとストキャスティクスはオシレーター系指標の代表格です。単独では「だまし」が多いですが、役割を分けて組み合わせ、さらにトレンド系指標と併用することで精度の高いエントリーが実現できます。