MENU

決算書の作り方【2025年】小規模事業者が知るべき財務諸表の基礎と作成手順

決算書の作り方を理解することは、中小企業・個人事業主にとって経営管理の基礎となります。決算書(財務諸表)は、1年間の経営成績と財政状態を示す「会社の通信簿」です。2025年のインボイス制度完全定着の流れを受け、正確な帳簿管理と決算書作成の重要性はさらに高まっています。本記事では、決算書の種類から実際の作成手順まで、小規模事業者にもわかりやすく解説します。

目次

決算書の種類と役割

法人の決算書は主に3種類の書類で構成されています。それぞれが異なる視点から企業の状況を示します。

書類名 別称 示す内容 作成タイミング
損益計算書 PL 一定期間の収益と費用、利益 会計期間終了後
貸借対照表 BS 決算日時点の資産・負債・純資産 決算日時点
キャッシュフロー計算書 CF計算書 一定期間の現金の増減 会計期間終了後

小規模事業者に必要な決算書

  • 個人事業主(青色申告):確定申告書B+損益計算書(収支内訳書)+貸借対照表
  • 合同会社・株式会社(非上場中小企業):損益計算書+貸借対照表が最低限必要
  • 上場企業・一定規模以上の会社:キャッシュフロー計算書の作成も義務
  • 税務申告用と管理用の2種類の決算書を使い分けることが実務では一般的

決算書作成の前提となる帳簿

  • 仕訳帳:すべての取引を借方・貸方で記録する基本帳簿
  • 総勘定元帳:勘定科目ごとに取引を集計した帳簿
  • 売上帳・仕入帳・現金出納帳・預金通帳:補助帳簿として取引を記録
  • 会計ソフト(freee、弥生、MFクラウド等)を使えば自動で集計される

▶ 決算書作成を効率化するサービスを見る

決算書の実際の作成手順

決算書は、日々の記帳から始まり、決算整理を経て完成します。以下の手順で進めることが重要です。

ステップ 作業内容 ポイント
①期中記帳 取引のたびに仕訳を入力 日次・週次で遅れずに記帳
②残高確認 帳簿と実際の残高照合 現金・預金残高を実際と突合
③決算整理仕訳 減価償却・引当金計上など 期末在庫・売掛金の確認も必須
④試算表作成 勘定科目残高を一覧化 借方・貸方の合計が一致するか確認
⑤財務諸表作成 PL・BS等の正式書類を作成 会計ソフトなら自動生成される
⑥税務申告 法人税・消費税申告書の作成提出 税理士への依頼を検討

決算整理仕訳の主要項目

  • 減価償却:固定資産を耐用年数に応じて費用に配分(定額法・定率法)
  • 棚卸資産の計上:期末在庫の実地棚卸を行い、仕掛品・製品を正確に計上
  • 売上・費用の期間帰属調整:前払費用・未払費用・前受収益の整理
  • 貸倒引当金:回収が不確かな売掛金に対して引当金を設定

よくある質問

Q. 税理士なしで決算書を作れますか?

A. 会計ソフトを活用すれば、個人事業主や規模の小さい法人であれば自力作成も可能です。ただし、法人税申告書は複雑なため、税理士への依頼が一般的です。顧問税理士費用の相場は年間20〜50万円程度です。

Q. 決算書の提出先はどこですか?

A. 主な提出先は①税務署(法人税・消費税申告)、②都道府県・市区町村(法人住民税・事業税申告)、③法務局(登記申告)、④金融機関(融資審査)です。上場企業はさらに金融庁への有価証券報告書提出も義務付けられています。

Q. インボイス制度で決算書作成はどう変わりましたか?

A. 2023年10月からのインボイス制度導入により、仕入税額控除の要件として適格請求書(インボイス)の保存が必要になりました。経理処理で取引先の登録番号確認が必要となり、帳簿記載事項も増えています。会計ソフトのアップデートで対応可能です。

まとめ

決算書の作り方を理解することで、自社の経営状態を正確に把握し、税務申告や融資申請をスムーズに進めることができます。日々の記帳を丁寧に行い、決算整理仕訳を適切に処理することが正確な決算書作成の基本です。会計ソフトを積極的に活用しながら、税理士とも連携することで、経営管理と法令対応の両立を実現しましょう。

▶ 決算・税務に役立つサービスを確認する

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次